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今年で開院7年目となりました
あっという間でした…。
開院までの流れ
鍼灸整骨院の雇われ院長時代を経て開業。オーナー会社の譲渡?により鍼灸整骨院部門もなくなる事に。というか、スタッフをまとめる事が出来ず、右往左往している最中に社長から辞めようか!と、肩を押され開業に至った感じでした。
開業準備
前オーナーから治療機器を譲って頂き、テナント内装は自分で全て作りました。手元資金も無いので外注なしの全て自前、とても厳しい状況でしたが、自分で創り上げる充実感がありました。
開業
周りの方にあまり告知せず開業。沢山の花束を頂き…の様な感じではなく静かに開業しました。開業当初のコンセプトは、隠れ家の様な院を作り、少数に濃厚な施術をする、でした。しかし、患者さんに来て頂かないと院経営出来ないのでチラシポスティングを一部配布。当然、患者さんも来ることなく1日に2,3人がザラでしたが、特に焦ることも無く、1人オーナーの自由を満喫出来、精神衛生的に良かった気がします。中間管理職のストレスが余りにも大きかったのでしょう。
開業2週間
暇な毎日。誰も来ないので途中家に帰ったりしてました💧チラシ配布内容が1時間3500円(自費整体)⇒半額で受けれます!だったのでポツポツ来て頂きました。そんな時、チラシを手に男性の方が来られ、「こんなチラシでは誰も来ないよ」とストレートに言われました。名刺を見ると地域の役員さんの様でした。心無い人もいるんだなと思いながらも、一度こちらの施術を受けませんか?と伝える。あっさり断られ、ダイエットなら興味あると言われるので当院のEMSをお勧めする。それからこちらに通わられる様になりました。
開業1ヶ月 2ヶ月
前述した地域の役員のご紹介で地域の方やその方の身内の方々が来院。しかし、あまりに良くしてくれるので半ば警戒感も湧いてきました。半額キャンペーンと言う事もあり、1日に10人前後の日も出できました。
開業3ヶ月 4ヶ月 健康保険適用開始
健康保険が使えると言うことで当然患者さんは増えます。当初 1割120円 3割370円 施術枠も広く取っていたので収入、体力的にしんどかったです。テナントの駐車場が狭い為、近隣に空きテナントが出来たので開業半年前後で移転となりました。
近隣テナントへ移転
移転先は前述の役員さんからの紹介で決める。この頃から??と思いはじめる。当院に水素吸入器を置かないか?としつこく迫ったり、自分の友達を当院で雇えば?ととてもしつこい…。紹介の義理もあるので面と向かって断われない…。役員さんと書いたが、町の議員さんです。紹介等は要らないから止めてください、と言う思いばかりでした。紹介頂いたのは良いが、患者さん主導の無法地帯になりつつあると感じてきました。自費なら良いですが保険治療だと問題です。マッサージ屋と健康保険適応の違いが分からない方が多いので説明がキツい…。
ある話しを聞く
既存患者さんより、当院の患者さん同士で当院をどのような整骨院にしようか話し合っている、との話しを聞く。なんだそれ?と思い内容を聞くと、当院に誰々を雇わせて、水素置いて、等と私抜きで決めている模様💦大変迷惑だ(¯―¯٥)業務に於いては遅刻、ドタキャン、予約忘れ、患者さん主導でここ揉め、そこは強く、ここを揉み忘れている、首を鳴らせ等…。細かな注文は自費でお願い致します、と思いながらも対策に奮闘。困っている事に気づいて貰うよう張り紙するが見ていない模様笑。しかも、例の水素吸入器はマルチ?との話しを聞く。そんなもの置いたら誰も来なくなるので例の議員さんに聞くとあっさり「そうだよ」と言う。怒り爆発笑。もう結構です、何で私抜きの水面下で計画しているかがハッキリしました。
議員さん来なくなる
例の議員さんは来なくなりましたが、その直後より当院に来ている患者さんへ他の店を勧めているとの話し。まだ整骨院行ってるの?と話したり、これらは立派な所謂営業妨害ではないか?と思いましたが耐えるしかない。酷ければ弁護士さんに相談かなと片付ける。と言うか、議員がこんな事やって良いのか?笑議員では無くても良い訳が無い。
年々右肩上がり
患者さんも安定して増加。しかし、自分の理想とする院とは程遠い。整骨院とマッサージ屋を同じと考えている人が多いな…
健康保険施術の限界
健康保険施術(柔整)は施術所の増加、競合、施術費を年々絞られている、と様々な問題もあります。なので、現在以上のクオリティーを提供するには自費の追加が必須なのはどの接骨院、整骨院でも同じです。昔の様に、毎月に一回健康保険で来ます、と言う患者さんは正直非常に困ります💦治す気が無い、メンテナンスという具合だと自費でお願いしますとなります。保険施術時間内、月1回で改善させられる治療方法もありますが、そのような特殊な治療法の殆どは自費治療です。自費だと高いので嫌だと言う方が多いので業界としても患者さんが継続して来院出来るようあの手この手を尽くしています。
自分の院の在り方を考えなおす
患者さんと話していると、あー、この方はこの様気持ちで来院されているのだなと色々考える事があります。健康保険施術のみ(所謂ほぐし?自分達が言う手技、電気等)だけでお願いしますという方が多いのが整骨院ではないでしょうか。それでは十分な施術が出来ないので自費、鍼灸等の提供になります。そもそも健康保険使うのに治す気が無いのは問題ですね💦この様な方が多いのであれば重大な社会問題です。自費で受けてください、となります。自費治療提供は健康保険治療に慣れているとどうしても高く感じます。しかし、健康保険治療と自費治療内容は明らかに差別化されます。健康保険治療では色んな制限があるからです。(自費治療もありますが)もともと当院を立ち上げたコンセプトがひとりひとりを何が何でも良くする、ですので当院も積極的に自費治療を提案するようにしました。当院の自費治療は金額的にも受けやすくする為、一部をサブスク(定額制)にしております。健康保険と自費治療を受けて頂くとより良い治療効果が感じられるはずです。治療技術も試行錯誤しながらより良い物に創り上げております。
ボヤきが入っておりますがご了承ください